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べちゃっ ほんとにそんな擬音が聞こえてきそうなほどの勢いだった。 何もないところで、普段はきなれているはずのブーツで盛大にこけた。ヒールがついていればまだ、言い訳は出来たかもしれないのに……… 「だ、大丈夫美希!?」 せつなは慌てた様子でしゃがみ、あたしに手を差し延べる。 あたしは引き攣った笑いを浮かべながらその手をとった。 「立てる?」 「うん、へーきぃいった!」 立ち上がろうとしてよろける。倒れることは免れたが、足首に強烈な痛みがはしった。 「足くじいた?」 「………そうみたい」 あたしが情けない声でそう答えると、せつなはいきなりしゃがみ込む。 いや、せつな、それはまさか…… 「おんぶしてあげるわ」 「えぇ!?」 うれしい! うれし過ぎるけど…… 「あの、あたしとせつなじゃ体格差が」 「私なら平気よ。知ってるでしょ?」 「そうだけど……」 あたしが躊躇していると、せつなは拗ねたようで唇をとがらせた。 「もう、大丈夫だってば!」 「わかってるわよ。そうじゃなくて……人目が」 せつなは周りを見渡し溜息をついて立ち上がった。 ここは四つ葉町で一番大きい公園。今は桜の時期でお花見客でとても賑わっている。中心部から少し離れたここでも人通りは少なくない。 中学生のあたしが、しかも自分より小柄な少女におんぶされてるなんて恥ずかしいことこの上ない。 そして、 それがせつななら尚更……。 「歩けないでしょ?」 「うん……」 「美希が気にする人目もあるしアカルンは使えないわよ」 「……歩く!」 「無理よ」 「………」 ジト目でせつながあたしを見る。あたしが黙っているとまたしゃがみ込んだ。 「ほら」 「………お願いします」 あたしに選択肢はない……。 恥ずかしいのを堪えて渋々せつなの肩に手を置くと、ゆっくりあたしの脚を抱え立ち上がった。 視界がいつもより低くなる。それだけで知らない場所にいるような気になった。 「ごめんね」 「素直じゃないところがね」 くすくすとせつなが笑うから、おでこでこつんと頭突きをすると、ぴょんとジャンプされあたしは情けない声を上げた。 この小さな身体のどこにそれだけの力があるんだろう。 「安全に運んで」 「我が儘なお姫様ね」 そよそよと心地好い風が吹き、せつなは楽しそうにステップを踏む。 桜が見たいと言った彼女に相手として指名されたときは飛び上るほど嬉しかった。 「ラブとブッキーと四人でまた来ましょう」 「じゃあ明日でもよかったんじゃないの?」 せつなは何故かラブとブッキーが用事がある今日を指定した。だからあたしと二人で来ることになったのだ。四人で見たいのなら明日なら全員空いているにもかかわらず。 「今日がよかったの」 にっこり笑ってせつなはわからない?と言った。 その時 ざあっと強い風が吹いた。 「キレイ……。桜の道ね」 枝から散った桜が辺り一面に舞い、幻想的で、あたしとせつなはくぎ付けになる。 「ゆっくり、帰りましょ」 「うん」 小さな背中にあたしはきゅっと抱き着く。 「さっきから美希の鼓動が聞こえてる。どしたの?」 「うっ、わかるでしょ」 「言ってくれなきゃわからないわ」 意地悪。 そう耳元で囁くとせつなは微笑んだ。そしてもう一度あの可愛い聞き方でどして?と、 「だから、あたしは、せつなのことが―――」 終わり
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桜前線の到来、街が桃色に染まっていく。クローバータウンに最も似合う季節の訪れ。 「おとうさ~ん、おかあさ~ん、こっちこっち~」 「もう、ラブったら恥ずかしいから大声出さないで」 「張り切ってるね。ラブちゃん」 「綺麗ね。見ているだけで、こんなに幸せな気持ちになれるなんて」 ラブと先に場所取りを兼ねて四葉公園にやってきていた。ようやく合流して本格的に花見を楽 しむ。 おとうさんにお酒を注いでから、もっと近くで桜を見ようと近寄った。 「あっ……これは……」 「昨年の春に、ここで怪物が暴れたらしいのよ。その時に枝が折れちゃったのね」 お母さんが後にきていた。 よく見れば、他にも無残に枝が折れたり、無くなったりしてる樹が何本かあった。 戦いが終わっても傷跡は残る。悲しい気持ちで樹皮に手を当て、謝ろうとした。 「見て、せっちゃん。あそこ」 「折れた枝に――あれは、蕾?」 少し他より成長が遅れてはいるが、折れて曲がった枝の先にはちゃんと蕾が付いていた。 やがて花も咲くのだろう。 「ごめんね。ごめんなさい。がんばって! そして立派な花を咲かせてね」 樹に語りかけ、そっと頬を寄せた。 サーっと春風が吹きぬける。 風に舞った桜の花びらが、踊るようにみんなのもとに降りてくる。まるで幸せの嵐。 沢山の樹と無数の桜の花。それを楽しむ大勢の人。見渡す限りの笑顔は、桜にも負けないくら いに魅力的に感じられた。 「ねえ、せっちゃん。どうしてこんなに沢山の人で楽しむのかわかるかしら」 「みんなと一緒に見たほうが楽しいから?」 正解よ。そう言って私をそっと抱き寄せて、優しく髪の毛を撫でてくれた。 一輪の花びらはとても小さいのに、集まって大きな花になる。そして、儚き短い間でも、精一 杯咲き誇る。そんな姿に人々は感動を覚えるのだろう。 「覚えておいてね。喜びも楽しみも、人はそれを伝え合い、分かち合うことで、その感動をよ り大きなものに出来るの」 うん。わかってるわ。 ラブやおとうさんやおかあさんや、美希やブッキーから教わったもの。 だから、私も伝えていこう。分かち合っていこう。広げていこう。 笑顔と幸せで世界を満たすために。 「私、精一杯頑張るわ」
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タイトル無1号館 40話保管 タイトル無2号館 40話保管 タイトル無3号館
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夜が更にふけた、桃園家のラブの部屋。 隣では、ラブは気を失うように眠ってしまった。 私はそのまま眠ることもできず、かといって、自分の部屋に戻るのが惜しい気がして、窓から見える月を眺めていた。 私は、私とラブの関係が、このままではいけないと思っていた。 私達は同性どうし、世界的な流れとして、同性のカップルも認められはじめているし、 もしかしたら、将来法律が変わって、同性でも結婚できたりするのかもしれない。 けれど、永遠に変わらない問題。 自分達の間に子供はできないのだ。どう考えても、未来のない関係。 私には、おじさまとおばさまに大きな恩がある。 身寄りのない私を引き取ってくれ、学校へ行かせてくれた。 そしてなにより、家族のいなかった私に家族のぬくもりと、幸せを教えてくれた。 その恩に報いるためだったら、私はなんでもしたい。 必要なら死ぬことだって。 おじさま達が私達の関係を認めてくれたとしても、 私達の関係が未来も続くものであったなら、許してはくれないだろう。 私はどうしたらいい?どうすればいい? どうして今までのように、友人で居られなかったの。 私は月の中に答えを見出したい、そう思って、ずっと月を眺めていた。 「かぐや姫みたい」 眠っているとばかり思っていたラブが身を起こし、私を見ていた。 「かぐや姫って、何?」 「えっと確か、月から来たかぐや姫が、帝とかの求婚を断って、月に帰る話」 違う世界から来た異邦人?本当に私みたい。 「そう。だったら私はかぐや姫かもしれない。 違う世界から来て、違う世界へ帰っていく・・・」 そう呟く私の姿は、ラブには弱々しく思えたのか、 駆け寄ってきて私の背中を抱きしめてくる。 「せつな、あたしはせつなのそばにずーっといるよ。 これからも一緒にたくさんの幸せゲットだよ!!」 どうしてラブはいつも私の欲しい言葉をくれるのだろう。 涙が溢れそうになるのを、なんとか、瞼に押しとどめ、 「・・・精一杯、頑張るわ」 そう言うのが、精一杯だった。 次の日の夜、私とラブは夕食の後片付けをしていた。 私が洗った食器を、隣のラブが布巾で拭いていく。 「せつな、今夜あたしの部屋へ来る?」 とこっそり、おばさま達に聞こえないように聞いてきた。 「どして?」 私はわざとおばさま達に聞こえるように言う。口喧嘩しているように見えたのか、 何事?といった風におじさまもおばさまもこちらを見る。 ラブは悲しげな笑顔を浮かべ、何でもないといった風におばさま達に向かって首を振り、私のそばから離れていった。 これでいいんだ、と私は自分に言い聞かせた。 夜が更けて、私は一人ベランダに出ていた。 後ろを振り返ると、ラブの部屋が見える。 真っ暗になっていて、物音ひとつしない。 私より早く寝てしまう彼女のことだから、もう寝てしまっているだろう。 本来なら、私だって眠っているような夜更け。 私は、ラブが寝てしまった頃を見計らって、ベランダに出た。 中天に浮かぶ月を見上げる。 ラブが昨夜言ったように、私がかぐや姫だったら、月の使者よ来て。 そう思い月を眺めるが、かぐや姫でない私には使者など来るはずもなく。 第一、私には帰るところもないじゃない、と自嘲したくなる。 もう眠ろう。 どうしても見えない答えに、寝ることのほうが建設的に思えて、私は部屋へ戻った。 「せつな・・・せつな」 私を呼ぶ声がする? 目を開けると、ラブが私のベットに腰かけ、私の顔を覗き込んでいた。 しまった。さっき、考え事をしていて、ベランダ側の鍵を閉めなかったことに気づく。 いつもだったら、ドアもベランダ側の扉も鍵を閉めるのに。 そういう私の思考を読み取ったのかどうか、 ラブは私の大好きな笑顔で、私を見つめ続ける。 私はその笑顔に、胸が締め付けられ、言葉にすることができない。 無言でいる私に、 「せつな、せつなが悩んでること分かってるんだ。 お父さんとお母さんのことでしょ」 とラブが言う。 驚く私に、ホラやっぱりといった感じで笑いかけてくる。 「お父さんとお母さんのことは気にしないでとは言えないけど、 今はこのままでいちゃダメかな」 「あたしは今せつなと一緒に居たい。 せつなといっしょでなきゃ、たくさんの幸せゲット!できないよ。 今のこの気持はもしかしたら、未来にはなくなっているかもしれないけど。 ホラ、あたりまえのことなんてないでしょ」 本当にラブはいつも私の欲しい言葉をくれる。 嬉しさや哀しさや申し訳なさ、いろんな感情が私の体に溢れ、 体内から溢れ出たものは、目から一筋の涙として流れ出る。 声もなく泣いている私を見ていたラブが、突然、真剣な表情になって、 「せつな、いい?」 何がと問うまでもない。ラブの顔が近付いているのだから。 私はその問いに答えるように、目を閉じる。 「今日はあたしの番」 そう言い、私の唇に口づける。 啄むような優しい口付けは、私の口だけでなく、額、瞼、鼻、頬にも。 私の顔にキスの嵐が吹き荒れる。 最後に再び、私の唇に戻ってきて、舌で私の唇を開けるよう促してくる。 私はそれに応え、口を少し開ける。その狭い隙間からラブの舌が入ってくる。 ラブは挨拶するように私の舌をつつき、私も挨拶し返す。 優しいキスはだんだん熱を帯び、舌を絡ませ合うような濃厚なものへと変わっていく。 私がキスに夢中になっている間に、ラブの手は下の方へ。 いきなり下着の中に侵入し、昨夜私がしたように、入口に指の先しか入れてこない。 「せつな、どうして欲しい?」 あたしだって言わされるの、いつも恥ずかしいんだから。 と言って、私の顔を覗き込む。 私を恥ずかしがらせようと思ったんだろうけど、そうはさせない。 私は下着の中のラブの手を取って、自分の一番敏感な部分へと導き、 「ここを触って」 と命じる。 ラブはきょとんと、豆鉄砲でも食らったような表情をする。 そのラブの表情とこの場で行われていることのギャップが可笑しくて、 私の口から思わず笑いが漏れる。 「ふふふ」 「あはは」 一旦笑い始めたら、深夜だから止めなきゃという思いは、かえって笑いを増大させ。 私とラブはひとしきり笑った後、 「「もう寝よう」」 と、私とラブの声が見事に重なり、さらにお互い笑った。 私はその夜、ラブの腕に抱かれ、ラブに包まれて眠りについたのだった。 了 4-747へ
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生徒「東さん、好きな食べ物は?」 せつな「ドーナツとアイスクリームとケーキとコロッケとハンバーグと、それとラブかな♪」 生徒「えっ」 せつな「えっ」
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「はあっ…ああっ…ふ…も、ダメ…っ…」 相変わらず美希ちゃんは昇りつめるのが早い。 「祈里…も…ゆる…して…あっ…イヤァッ…」 「いいの?ホントに止めちゃうよ?」 私が動きを止めると、さっきまで頬を赤らめ嬌声を上げていた美希ちゃんの表情が、一変してひどくもの欲しそうになる。 「あ…の…えっと…」 「そんなに嫌なら許してあげるね」 「やっ…祈里の意地悪…」 ほらやっぱり。少し焦らしてあげるだけで、欲しがって今にも泣きだしそうになる。潤んだ瞳の美希ちゃんはすっごく色っぽい。 「じゃあ言って?美希ちゃんがして欲しいコト」 「して…欲しいコト…?」 「言えないなら…できないよ?」 「そんなこと…」 「心配しなくっても私しか聞いてないよ。さあ…」 「…たい…イキたいっ…」 「それじゃダメよ。ちゃんとして欲しいコトを言わなきゃ」 美希ちゃんは羞恥に顔を歪めながら、意を決したように口を開く。 「わかったわよ…祈里に…もっと…美希のアソコを…して欲しい…」 「よく言えたわね。ご褒美あげる…ココ?」 「ふああっ…」 鎮まってなどいなかった感覚が、いきなり再開した行為によって再び頭をもたげる。 「今日はどうしたの?いつにも増して…びちょびちょだよ」 「だって…祈里が」 「美希ちゃんってイケナイ子ね…すぐ私のせいにするんだから」 美希ちゃんの秘裂に右の指を絡ませたまま、もう一方の手を胸の突起へと伸ばす。 そこは、硬くそそり立っていて、簡単に摘めてしまう。 親指と人差し指でくりくりとこね回すと、美希ちゃんの声はどんどん高ぶる。 胸に刺激を送りながらも、右の指は膣へと侵入しはじめる。 「ほら、聞こえる…?美希ちゃんのココ、欲しがってこんなにヒクヒクしてるよ」 ぬぷっぬぷっ わざと聞こえるように音を立てて指を出し入れさせてやる。美希ちゃんはこれがとても好きなのだ。 「あっあっ…んっ…はんっ」 指を出し入れしながら陰核を擦ると、美希ちゃんの細い腰が跳ね上がる。 「んっ…も…うっ…ムリ…イキそう…あっあっ!イク!あああああっ…!」 とうとう昇りつめた美希ちゃんは、弱々しく痙攣しながら短い呼吸を何度も繰り返した。 すかさず果てたばかりで敏感になっている部分に舌をつける。 「あっ!イヤァ…おかしくなっちゃう!もうダメ!お願いぃぃ許してぇっ!」 美希ちゃんから溢れ出す蜜を全て舐めとってしまいたい。こんなことを思う私の方がおかしくなっているのかもしれない。 気が済むまでぴちゃぴちゃと舐め続けると、美希ちゃんは更に上に昇ってしまったようだ。もう声も出せない。意識は朦朧としている。 「いじめちゃって…ゴメンなさい」 だらしなく開いた美希ちゃんの口に、自分の唾液をたっぷり絡めた舌を送り込む。 ちゅぱちゅぱ 逃げ惑う舌を素早く捕まえる。もう離さないよ…美希ちゃんは私だけのもの。
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シャワーの温度を、 少し下げた。 それでも、体の熱は さめない。 どのくらい、シャワーを 浴び続けているだろう。 荒れ狂っている、 体と、心。 美希ちゃん以外に、 抱かれた。 美希ちゃんも、 私以外を、抱いた。 背徳感。 羞恥。 悲しみ。 色んな感情が渦巻く中、 快感だけが、突き上がってきた。 心と裏腹に、体は 愛撫に反応した。 自分から、腰を浮かせて ラブちゃんの指を受け入れた。 見られながら、 激しく、乱れた。 その興奮は、 今もおさまっていない。 流しても、流しても、 あふれ続ける泉。 愛撫を求めて、 硬く尖る乳首。 早鐘を打ち続ける胸。 お風呂場のドアが開いた。 「きゃっ...!」 「ごめん、なかなか出てこないから...」 目の前のせつなちゃんは、 裸だった。 「せつなちゃん、服...」 「もう、散々見られてるから...」 シャワーをせつなちゃんに渡し、 バスタブに身を沈めた。 「ごめんね、ブッキー...」 「せつなちゃんが、謝ることないよ...」 水音が響く。 「何だか解らないけど...」 壁の方を向いている せつなちゃんは、耳まで赤い。 「体が、ずっと熱いの...」 私と、同じだ。 「あんなに恥ずかしかったのに...」 せつなちゃんも、 まだ...なの? 上気した肌。 きれいな背中。 きゅっと上がった、 おしり。 息が荒くなるのが、 自分でも、わかる。 バスタブから上がり、 せつなちゃんを後ろから 抱きしめる。 せつなちゃんが、ぴくりと 体を震わせる。 「ブッキーの...当たってる...」 「うん...私も同じ...」 滑るような、 せつなちゃんの背中。 私の乳首が、 さらに硬く尖る。 手を回し、せつなちゃんの 乳首に触れる。 「ふっ...!」 せつなちゃんの口から、 息の固まりが飛び出す。 「せつなちゃんも、同じ...」 両手の人差し指で、せつなちゃんの 乳首を、優しく弾く。 せつなちゃんが、身をよじる。 「せつなちゃん...」 耳元でささやき、 耳を舌でなぞる。 「ふぅんっ...」 せつなちゃんが急に 崩れ落ちる。 あわてて抱きとめる。 「せつなちゃん、大丈夫...?」 「力が...入らない...」 シャワーを止め、お風呂場の床に せつなちゃんを座らせる。 向かい合わせに座り、 せつなちゃんの脚を、大きく開く。 せつなちゃんのそこは、既に 糸を引くほど、あふれている。 「せつなちゃん、すごくエッチ...」 「や...見ないで...」 せつなちゃんの泉に、触れる。 「ふうっ...!」 せつなちゃんの手を取り 私の、そこに導く。 せつなちゃんの指先が、 ゆっくりと這い回る。 とても恥じらった、 真っ赤な顔。 なのに、手は こんなに淫らに動いてる。 せつなちゃんも、私も、 火がついちゃってる。 顔を近づける。 せつなちゃんが顔を上げ、 私の唇を吸いに来た。 すぐに、舌が入ってくる。 美希ちゃんやラブちゃんとは違う、 舌の感触。 ゆっくり、絡める。 鼻から、息が漏れる。 体を寄せる。 脚を絡ませ、私とせつなちゃんの 泉を、重ねた。 聞こえるほど、音がした。 はっきりわかる、 せつなちゃんの、感触。 きれいに咲いた、花びら同士が お互いのしずくを、吸い合う。 膨らんだ突起が、触れあう。 「んっ...!」 「ふっ...!」 ふたりの体が、同時に跳ねる。 ゆっくりと、突起を擦り合わせる。 蜜が跳ね、音を立てる。 せつなちゃんも、私の動きに合わせるように 腰を浮かせて、突起を擦りつける。 何も、考えられなくなった。 溺れるまま、腰を動かす。 感じるまま、声を上げる。 ふたりの激しい動きと、 甘い叫び。 「祈里!」 「せつな!」 声が聞こえたのか、ラブちゃんと 美希ちゃんが、あわてた様子で お風呂のドアを開けた。 止まらなかった。 私とせつなちゃんは抱き合ったまま 昇りつめ、激しく跳ねた。 蜜の音と、声が お風呂場に響き渡った。 体に、力が入らない。 私とせつなちゃんは、床に転がったまま 余韻に溺れた痙攣を繰り返す。 ラブちゃんと美希ちゃんが 何か言っている。 ごめんなさい。 でも、もう止まらないの... 体を起こし、 美希ちゃんに抱きつく。 美希ちゃんの服が濡れるのも 構わず、顔中に唇を這わせる。 「何で!どうしたの祈...んんんっ!」 舌をねじ込む。 美希ちゃんの瞳が、 とろみを帯びる。 ラブちゃんの胸に手を伸ばし、 激しく揉みしだく。 いつの間にか、せつなちゃんが 体を起こし、ラブちゃんのお尻に 顔を埋めている。 「はあっぁ...また体が...」 ラブちゃんが、甘い声を上げる。 頭の中が、空だった。 欲望のままに、 舌を這わせる。 手当たり次第に 舐め、撫で、かき回す。 同じように、舐められ、 撫でられ、かき回される。 果てしない快感に、 堕ちていく感覚。 でも、それは永遠ではなく。 「ただーいまー」 玄関での靴音に、私たちは 一気に、現実に引き戻された。 美希ちゃんを洗い場に残し、 残り3人で、バスタブに入る。 ぎゅうぎゅうだ。 「おじゃましてます...」 「あらあら、仲良しねぇ」 ちょっと、 仲が良すぎだったかな。
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せつな「厄介なトラブルだわ。この手の嫌がらせは心底くたびれる。 ラビリンスは本当にタチが悪い。 生涯あのような国に全てを支配されてしまったら――人生真っ暗よ。 おばさまはただの犠牲者――そしておばさまの命運は私たちが握っている。 おばさまを生かすも殺すも私次第よ。 当然、私が救ってみせるわ!さて…」 せつな「謎はこの女子トイレの鏡に隠されている。 謎に突き進む故に 謎は謎を呼ぶ 謎無き謎は謎を生み 謎に進み謎はどうなるものか 謎解き浪漫を突き進め! 開け!リンクルゥン!! おばさまを頼む!」 元ネタは「花と太陽と雨と」というゲームの主人公モンドスミオの台詞からです。
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祈里……アタシ、本当は行かないでってあなたを止めたかったのよ。 皆が誘われたのならまだしも、祈里ひとりだけ、しかも相手は御子柴財閥のお坊ちゃま。 心配にならないって言ったら嘘になるわよね。 でも祈里の前では、アタシはいつだって完璧でいたいから……。 行かないでなんて、絶対に言えない。言えやしない。 『お土産話、待ってるから!』 そう言って別れたけれど、後からすっごく落ち込んだわ。 ダンスタイムになれば、健人くんが誘わない訳ないし。祈里は優しいから、断れないだろうし。 あんなに可愛い祈里だもの、他にも誰かに誘われるかもしれないし。 ううん、それだけじゃない。 もしも……もしもよ。祈里が健人くんを好きになったりしたら……? どうしよう……どうしてアタシ、祈里に行かないでって言わなかったの? 祈里……何処にも行かないで。いつだって、アタシだけを見ていて。 アタシには他の誰よりもあなたが眩しく見える。 明日の船上パーティーでもアタシを思い出してほしくて、祈里にメールしちゃった。 『でも、困った事があったらすぐ連絡ちょうだいね』 そしたらすぐに、あなたから返信が。 『ありがと!絶対連絡するからね』 アタシはリンクルンをそっと抱きしめた。 あなたはアタシが見守ってるわ。だから愛しい祈里、ゆっくりおやすみなさい。夢の中で会えますように…… 6-792は祈里の気持ち…
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彼女の名前は桃園ラブ、その名に恥じぬ優しい子。 世界を愛して欲しいと願いを込めた、それは素敵な名前。 私の名は東せつな。本当の名前ではないけれど。 その名の通り、私は刹那、今の一瞬をただ生きるだけ。 過去の思い出もなく、夢も無く、そして自分もなかった。 初めて会った時から、あなたはよく笑っていたわね。 笑顔なんて虫唾が走る。 そう思っていたはずなのに、なぜか惹きつけられた。 どうしてなのか、今ならわかるわ。 あなたの笑顔の中に、私への好意が溢れていたからよ。 幸せ?笑顔?馬鹿馬鹿しい、それは愚か者の戯言。 友達?仲間?家族?くだらない、つるむなんて弱いもののすること。 欲しくて欲しくして仕方ないのに、求めても決して手に入らない。 だから憎むしかなかった。壊すことでしか、自分を守れなかった。 そんな私に、あなたは惜しみない愛を注いでいった。 徐々に壊れていくイースの心、大きくなっていくせつなの心。 任務のため、そう思って会っていたのはいつまでだったのか。 それが会うための口実になってしまったのはいつからだったろう。 気がつけば、私はいつもあなたを見つめていた。 私に向ける優しい眼差しが胸に刺さる。 イースを睨む、ピーチの視線が胸をえぐる。 私は騙している、欺いている、敵なんだもの、実るはずの無い想い。 「我が名はイース、ラビリンス総統メビウス様が僕」 何度も何度も自分に言い聞かせる。少し気持ちが落ち着いた。 もう限界だ。これ以上一緒に居たら私は私でなくなってしまうだろう。 「イース、これをお前に授けよう」 私はカードを受け取った。命を失うことになるかもしれない。 これでいい。これが私に許された唯一の生き方。 心の中で、そっとラブに別れを告げた。 「だけど、あなたが泣いているから」 痛い、痛い、痛い、でも心のほうがもっと痛い。 苦しい、苦しい、苦しい、でも心はもっと苦しい。 やっと決心したのに、イースとして死のうって。 他にどんな生き方があったと言うの? イースの私に優しくなんてしてほしくなった。 正体を明かす。友情の証を踏み潰す。私はイースだもの。 「あなたの命は今日限りです、おつかれさまでした」 全てが終わったと思った。 今までやってきたことも何もかも。 メビウス様にせめて一言誉めてもらいたかった。 私を認めて欲しかった。それも儚い夢だった。 「あたしは今でも友達だと思ってるよ、だから戦うの、 せつなをラビリンスから抜けさせるために、あたしの全てを懸けて」 ああ、やっぱり。こう言ってくれることがなんとなくわかっていた。 世界はどうして私に、ここまで優しくないんでしょうね。 お腹を空かせた子供に、ご馳走の写真を見せるみたいにね。 「それ以上のものを手にいれられると思ったのかい」 サウラーの言葉が身に染みる。彼はわかっていたんだろう。 だから必要以上には、この世界に関わろうとしなかったんだろう。 「羨ましいと思った。羨ましいと……思ったんだ」 生まれて初めて口にする、自分の正直な気持ち。 そうか、初めてだったんだ。初めて自分の気持ちに素直になれた。 そう、この一瞬だけ、私はあなたと同じ場所に立つことが出来た。 「さあ、幸せの素を掴み取って、せつな」 あなたは最期まで私をせつなと呼び続けたわね、ほんと頑固な子。 そうね、最期の一瞬くらい、本当の自分を始めてみよう。 わたしは最期に幸せな気持ちになれたもの。だから泣かないで。 ありがとう、ラブ。